羞恥心はどこへ消えた?
著者
書誌事項
羞恥心はどこへ消えた?
(光文社新書, 230)
光文社, 2005.11
- タイトル別名
-
羞恥心はどこへ消えた
- タイトル読み
-
シュウチシン ワ ドコ エ キエタ?
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注記
参考文献: p188-190
内容説明・目次
内容説明
近年、駅や車内などで地べたに座り込む「ジベタリアン」、所構わず濃厚なラブシーンを演じる「人前キス」、電車の中で平気で化粧をする「車内化粧」など、街中での“迷惑行動”が目につくようになった。かつて、アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトは日本を「恥の文化」であると規定した。しかし、今、この図式は成り立つのだろうか。普段、私たちは「恥ずかしい」という感情を毎日のように体験するが、羞恥心の性質についてはあまり知られていない。人間はなぜ「恥じらう」のだろうか。「羞恥心」は何の役に立っているのだろうか。そして現代社会で何が起こっているのだろうか。「恥」から見えてきたニッポンの今。
目次
- 序章 ジベタリアン現象—蔓延しつつある迷惑行動(「日本人の美徳」が崩れ始めた?;見過ごせない事態 ほか)
- 第1章 恥にまみれた人生—日常生活は常に「警告」されている(「警告」される理由;「恥ずかしい体験例」を集めてみたが… ほか)
- 第2章 生きていくための必要なもの—人類の歴史的産物(なぜ他者の機嫌をとらなければならないのか;サバイバルに有利に働く能力 ほか)
- 第3章 もし誰かに裸を見られたら—恥の基準と多様性(坊っちゃんと天麩羅;女子大生たちのイメージギャップ ほか)
- 第4章 玄関を出ればタニンの世界—ジベタリアン的心性の拡大(誰の目が気になるのか;ほどほどに関係が重要な相手 ほか)
「BOOKデータベース」 より