宮沢賢治 : 妖しい文字の物語
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宮沢賢治 : 妖しい文字の物語
思潮社, 2005.10
- タイトル読み
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ミヤザワ ケンジ : アヤシイ モジ ノ モノガタリ
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内容説明・目次
内容説明
賢治作品は人間の目には容易に見えない明滅する光文字で書かれている。一瞬たち顕われる不思議な文字のざわめきを追って生成するスリリングな読み。書かれざる空白に息づく見えないもの、聞こえないものを深く問い直す、著者渾身のライフワーク。
目次
- 「パノラマ・トレイン」の眺め
- 短歌から「屈折率」の方へ—その映画的表現について
- 硅化花園の夢
- 郵便脚夫の身の上について
- 「どんぐりと山猫」について
- 「鹿踊りのはじまり」について
- 「ど」の振動、空白の夜の眠り—「風の又三郎」論(1)
- 黒板の上に残された「白い縞」—「風の又三郎」論(2)
- 移動する力について—「風の又三郎」論(3)
- 数の変換—「風の又三郎」の余白に(1)
- 雨と風—「風の又三郎」の余白に(2)
- 見ること(読むこと)の暴力的な顕われについて—賢治作品、そして若林奮の「振動尺」、福山知佐子の絵にふれて
- 聴取不可能な言葉について—「永訣の朝」、守中高明の詩にふれて
- 種山ヶ原・五輪峠に渦巻くもの—「晴天恣意」と「五輪峠」を『対』として読む
- 春の野の“ざわめき”—あるいは、賢治テクストの“読み難さ”について
「BOOKデータベース」 より