「青年の国」ドイツとトーマス・マン : 20世紀初頭のドイツにおける男性同盟と同性愛

書誌事項

「青年の国」ドイツとトーマス・マン : 20世紀初頭のドイツにおける男性同盟と同性愛

福元圭太著

九州大学出版会, 2005.11

タイトル別名

青年の国ドイツとトーマスマン : 20世紀初頭のドイツにおける男性同盟と同性愛

タイトル読み

セイネン ノ クニ ドイツ ト トーマス マン : 20セイキ ショトウ ノ ドイツ ニオケル ダンセイ ドウメイ ト ドウセイアイ

大学図書館所蔵 件 / 113

注記

学位論文 (九州大学, 2003年提出) に加筆・修正を加えたもの

参考文献一覧: 巻末pxii-xxviii

内容説明・目次

内容説明

20世紀初頭のドイツにおいて「青年」たちは、来るべき時代の担い手として過度に賛美され、そこには一種の「青年神話」が形成された。トーマス・マンを始めとする多くの知識人は、タブラ・ラサとしての青年に自らの芸術的・政治的な夢を託した。それはまたファシストたちに関しても同様であった。「青年」においてこそ、この時代のドイツにおける「文学と政治」、そしてまた「エロス」のディスクルスが一身に交差していたのである。本書は、19世紀末からナチズムの台頭に至るまでのドイツで生成・発展していった「ドイツ青年運動」、並びに当時多くの読者を持った思想書や政治的テクスト、また文学テクストを分析の対象とし、「男性同盟と同性愛」を縦軸に、「文学と政治」を横軸に据え、従来の「エロスと文学」か「政治と文学」かという二者択一的な問題設定を横断する「エロスと政治と文学」の、特殊ドイツ的ありかたを明らかにする試みである。

目次

  • 第1部 「ドイツ青年運動」と文学(「ドイツ青年運動」—高貴と野蛮の縮図;研究史と問題点;文化批判;学童悲劇;ヴァンダーフォーゲルと文学;表現主義演劇と青年)
  • 第2部 トーマス・マンとハンス・ブリューアー(トーマス・マン—ホモエローティク—政治;ハンス・ブリューアーとその周辺;ホモセクシュアリティの理論 ほか)
  • 第3部 同性愛と政治のディスクルス(男性同盟とホモソーシャリティ;「女性的なるもの」の位相)
  • むすびに代えて—「青年の国」ドイツ

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ