社会階層と集団形成の変容 : 集合行為と「物象化」のメカニズム
著者
書誌事項
社会階層と集団形成の変容 : 集合行為と「物象化」のメカニズム
東信堂, 2006.1
- タイトル別名
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Social stratification and group formation : collective action and the mechanism of "reification"
社会階層と集団形成の変容 : 集合行為と物象化のメカニズム
- タイトル読み
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シャカイ カイソウ ト シュウダン ケイセイ ノ ヘンヨウ : シュウゴウ コウイ ト 「ブッショウカ」 ノ メカニズム
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注記
博士論文『階級・階層構造と集団形成の位相』 (名古屋大学, 2004年) に若干の加筆修正を加えたもの
文献リスト: p487-530
内容説明・目次
内容説明
日本はじめ現在の先進諸国では、見かけ上の「豊かさ」とは裏腹に、成因を異にする多様な階層格差が深刻な社会問題群を生み出している。これらの格差と問題群に対し、経済的利害に傾斜した従来の階級論が説明能力を失っていることは既に明らかだ。変化する階層構造のなか個人はいかにして他者とむすびつくのか?またそうした集合性はどのように社会的威力を発揮しうるのか?マルクスとヴェーバーの物象化概念の裡に、これまで見落とされていた集団形成の論理を辿り、現代社会学の欠落に挑む力作。
目次
- イントロダクション—階級論のパラドクス
- 第1部 マルクス階級論における集団形成と「物象化」(初期マルクスの階級把握と唯物論のプロブレマティーク;後期マルクスの社会理論と階級形成—労働価値説をめぐる転位とアポリア;マルクス派社会理論と社会学的インプリケーション)
- 第2部 ヴェーバー社会学と階層的集団形成(ヴェーバー社会学の方法論と意味解釈;「社会学の基礎概念」における社会関係と意味連関の実体化=物象化;「地位」概念と「階級」・「支配」—集団形成の重層的メカニズム ほか)
- 第3部 階層的集団形成・集合行為と物象化(集合行為と階層的集団形成—集団カテゴリーの物象性=象徴性をめぐって;階層的集団形成と象徴化/物象化—M.Douglasの「けがれ」と象徴作用をめぐって;物象的意味連関と集団形成 ほか)
「BOOKデータベース」 より