近代日本「美学」の誕生
著者
書誌事項
近代日本「美学」の誕生
(講談社学術文庫, [1754])
講談社, 2006.3
- タイトル別名
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美学事始 : 芸術学の日本近代
近代日本美学の誕生
- タイトル読み
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キンダイ ニホン ビガク ノ タンジョウ
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注記
原本『美学事始--芸術学の日本近代』(勁草書房, 2002.9刊)の改訂増補
参考文献: p312-316
内容説明・目次
内容説明
フェノロサ『美術真説』と坪内逍遙『小説神髄』によって基礎を打ち立てられた日本の美学。岡倉天心は理念を実践的に展開し、森鴎外はハルトマンを武器に学問としての有効性を定着させる。明治以降、西欧から導入された美学はどのように咀嚼され、固有の美意識をどのように反映させてきたのか。絵画・彫刻・文学・音楽における芸術思想の流れを追う。
目次
- 「日本」の美学と日本の「美学」
- 第1部 美学と美術史(西洋に対する東洋—岡倉天心の芸術論;「日本」の美学の形成—フェノロサから天心へ;「日本美術史」と「東洋の理想」—美術史学の構想;森鴎外と「美学」—明治美学史への試み)
- 第2部 芸術論の展開(青木繁と浪漫主義絵画—芸術の創造性を求めて;「緑色の太陽」は「印象派宣言」か—高村光太郎のモダニズム;ロダンと彫刻の近代—彫刻の触覚性をめぐって;子規のリアリズム—「風流はいづくにもある可し」;日本のロマン主義—「文学界」から「日本浪曼派」へ;洋楽受容と音楽美学—教育音楽から芸術音楽へ)
「BOOKデータベース」 より