兵学と朱子学・蘭学・国学 : 近世日本思想史の構図
著者
書誌事項
兵学と朱子学・蘭学・国学 : 近世日本思想史の構図
(平凡社選書, 225)
平凡社, 2006.3
- タイトル別名
-
兵学と朱子学蘭学国学 : 近世日本思想史の構図
- タイトル読み
-
ヘイガク ト シュシガク ランガク コクガク : キンセイ ニホン シソウシ ノ コウズ
大学図書館所蔵 件 / 全153件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
近世の支配思想は兵学である。人切庖丁を腰に提げた者らの統治思想たる兵学、地に足がつかない理念倒れ だからこそもちうる朱子学の批判的可能性、カネの威力がもたらす社会的解体状況のなか、自立せる強者の思想・蘭学、理不尽な不幸に拉がれる弱者のルサンチマンが醸成する国学—鮮やかに描き出される近世思想の新構図。
目次
- 近世日本思想史の四本軸
- 1 兵学(兵学と士道論—兵営国家の思想;中国明代の兵家思想と近世日本)
- 2 朱子学(「武国」日本と儒学—朱子学の可能性;古賀〓(とう)庵の海防論—朱子学が担う開明性;女性解放のための朱子学—古賀〓(とう)庵の思想2)
- 3 蘭学(功名心と「国益」—平賀源内を中心に)
- 4 国学(近世天皇権威の浮上;太平のうつらうつらに苛立つ者—増穂残口の思想とその時代;本居宣長の「漢意」批判;大嘗祭のゆくえ—意味付けの変遷と近世思想史)
「BOOKデータベース」 より