地域研究としてのアジア
著者
書誌事項
地域研究としてのアジア
(「帝国」日本の学知 : 岩波講座, 6)
岩波書店, 2006.4
- タイトル読み
-
チイキ ケンキュウ トシテノ アジア
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注記
シリーズの編集委員: 山本武利, 田中耕司, 杉山伸也, 末廣昭, 山室信一, 岸本美緒, 藤井省三, 酒井哲哉
編者・執筆者: 末廣昭, 中生勝美, 田島俊雄, 鶴見太郎, 佐藤正広, 清水元, 松重充浩, 濱下武志, 岡崎哲二, 井村哲郎, 早瀬晋三
文献: 章末
付録 アジア調査研究関連人物データ: 巻末p1-29
内容: 他者理解としての「学知」と「調査」(末廣昭著), アジア調査の系譜(末廣昭著), 農業農村調査の系譜(田島俊雄著), 柳田民俗学の東アジア的展開(鶴見太郎著), 日本占領期の社会調査と人類学の再編(中生勝美著), 調査統計の系譜(佐藤正広著), 近代日本の海外通商情報戦略と東南アジア(清水元著), 戦前・戦中期高等商業学校のアジア調査(松重充浩著), 華僑・華人調査(濱下武志著), 長期経済計画と産業開発(岡崎哲二著), 日本の中国調査機関(井村哲郎著), 調査機関・団体とその資料(早瀬晋三著)
内容説明・目次
内容説明
戦前の日本では、外務省領事部、満鉄調査部、大学・旧高商などのさまざまの機関や、団体、学会、個人が、アジア地域について膨大な文献収集と実地調査を行った。こうした市場調査や慣行調査、経済計画調査などは、戦後日本のアジア研究と調査にどのようなインパクトを与えたのか。フィールド調査と地域研究の源流を探る。付録・アジア調査研究関連人物データ。
目次
- 他者理解としての「学知」と「調査」
- アジア調査の系譜—満鉄調査部からアジア経済研究所へ
- 農業農村調査の系譜—北京大学農村経済研究所と「齊民要術」研究
- 柳田民俗学の東アジア的展開
- 日本占領期の社会調査と人類学の再編—民族学から文化人類学へ
- 調査統計の系譜—植民地における統計調査システム
- 近代日本の海外通商情報戦略と東南アジア
- 戦前・戦中期高等商業学校のアジア調査—中国調査を中心に
- 華僑・華人調査—経済力調査・日貨排斥・抗日運動調査
- 長期経済計画と産業開発—「生産力拡充計画」から「経済自立五ヵ年計画」へ
- 日本の中国調査機関—国策調査帰還設置問題と満鉄調査組織を中心に
- 調査機関・団体とその資料—東南アジア
「BOOKデータベース」 より