福祉が人を弄んだとき : 知的障害をもつジョンの人生史

書誌事項

福祉が人を弄んだとき : 知的障害をもつジョンの人生史

J.デイヴィッド・スミス著 ; 西村章次監訳

ミネルヴァ書房, 2006.4

タイトル別名

Pieces of purgatory : mental retardation in and out of institutions

タイトル読み

フクシ ガ ヒト オ モテアソンダ トキ : チテキ ショウガイ オ モツ ジョン ノ ジンセイシ

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注記

ジョンの人生史: p199

内容説明・目次

内容説明

「自己決定」や「脱施設化」といった理念は、本当に当事者に幸福をもたらしたのか—知的障害をもつ一人の男性の人生をたどりながら、アメリカの障害者福祉の実態を描いた本書は、変わりつつある日本の福祉のあり方を考える上で、多くの示唆を与えてくれる。

目次

  • 「保険証(医療扶助証明書)なし、救命措置の必要なし」
  • 「先生はそのことについてどうなさるおつもりなのですか?」
  • 実母エッタ・ラヴレースと養母ハンター夫人、そしてジョン
  • 「保険証(医療扶助証明書)」の取得
  • エッタの死とハンター夫人の死
  • 施設の内外
  • 「脱施設化」—成人ホームの実態
  • 喫煙、頭痛、そして喧嘩
  • 施設「収容」、「断種」、「脱施設化」、それらはいったい何だったのか
  • ジョンに幸せが、しかし、知的障害に対する利益優先主義思想によって
  • 「ジョン・ラヴレースへ—あなたの親友から」
  • 「フェアヴューは居心地がいい。食事もおいしく、温かい」
  • 力なき者と倫理の問題、インフォームド・コンセント
  • 親友の介護、視力喪失、そして煉獄の日々
  • 政治の問題、施設を追われた人たち、墓地もなく

「BOOKデータベース」 より

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