生と権力の哲学
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生と権力の哲学
(ちくま新書, 598)
筑摩書房, 2006.5
- タイトル読み
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セイ ト ケンリョク ノ テツガク
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注記
参照文献・読書案内: p239-245
内容説明・目次
内容説明
権力とはわれわれの外にあって、人々を押さえつけるようにだけ働くものではない。それは、「見えない」かたちで動き、われわれを「殺す」よりも「生かす」ものとして働く不気味なシステムなのだ。厳密な実証的研究を踏まえながら、権理論に新たな位相をひらいた知の巨人、フーコーの思想を中心に、その課題を現代的な場面で捉えなおすべく苦闘するドゥルーズ、アガンベン、ネグリらの問題意識とその論理を丁寧に読み解くことによって、グローバル化し、収容所化する現代世界の中で、「ポジティヴ」に戦い続ける希望を提示する。
目次
- 第1章 不可視の権力—生政治学とは何か
- 第2章 「真理」の系譜学—フーコーの課題
- 第3章 「人間」のつくられ方—『狂気の歴史』から『監獄の誕生』へ
- 第4章 セクシュアリティーと生権力—『性の歴史第一巻』
- 第5章 「外」の力と「法」の逆説—ドゥルーズとアガンベン
- 第6章 帝国とマルチチュード—ネグリの挑戦
「BOOKデータベース」 より