井上毅と宗教 : 明治国家形成と世俗主義

書誌事項

井上毅と宗教 : 明治国家形成と世俗主義

齊藤智朗著

(久伊豆神社小教院叢書, 3)

弘文堂, 2006.4

タイトル別名

井上毅と宗教 : 明治国家形成と世俗主義

タイトル読み

イノウエ コワシ ト シュウキョウ : メイジ コッカ ケイセイ ト セゾク シュギ

注記

親書誌表記は奥付にあり

学位請求論文「井上毅と明治日本の世俗主義」 (國學院大學, 2004年提出) に加筆・修正したもの

内容説明・目次

内容説明

明治国家はいかに宗教をデザインしたか。明治日本の神道・宗教政策における井上毅の考え方を仔細に検証し、井上が「伝統」を尊重しつつ、そこに「世俗主義」を融合させた近代国家の建設を構想したことを明示する。

目次

  • 序章 井上毅研究史と本書の課題
  • 第1章 井上毅の『仏訳四書』序文和訳—西洋における中国思想研究史料の紹介・分析
  • 第2章 井上毅における国家と宗教—大日本帝国憲法の発布まで
  • 第3章 明治皇室典範の即位礼・大嘗祭規定成立をめぐる諸相—岩倉具視・井上毅・柳原前光の関係を中心に
  • 第4章 明治二十三年神祇院設置問題と井上毅
  • 第5章 井上毅の「国際法ト耶蘇教トノ関係」—非西洋・非キリスト教国日本の「文明国」化への模索
  • 第6章 文相期井上毅の宗教教育政策と教育勅語
  • 第7章 明治日本における「文明」と宗教—井上毅の思想を中心に
  • 第8章 伝統と西洋との精神的相克—井上毅にとっての儒教とキリスト教
  • 終章 井上毅の世俗主義と国家神道—神道の宗教・非宗教をめぐって

「BOOKデータベース」 より

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