中国の食文化研究
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書誌事項
中国の食文化研究
辻学園調理製菓専門学校 , ジャパンクッキングセンター (発売), 2006.4-
- 北京編
- 山東編
- 天津編
- タイトル別名
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中国の食文化研究
- タイトル読み
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チュウゴク ノ ショクブンカ ケンキュウ
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注記
監修: 定延健二
北京編: 参考文献: p226-228
山東編: 参考文献: p218-219
天津編: 参考文献: p204-205
山東編の頒布地: 大阪
天津編の頒布地: 大阪
内容説明・目次
- 巻冊次
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北京編 ISBN 9784880464060
内容説明
中国料理を、各地方の食文化から解明しようと試みる実学・こだわりの書。
目次
- 北京 酒池肉林は本当だったのだろうか
- 燕(北京)が歴史に躍りでたとき「先ず隗より始めよ」—「冬葱」、「菽(大豆)」は山戒から伝わる。
- 北京は遼時代に「南京幽都府」とか「南京」と命名された—料理書、資料を読むとき、歴史を知らないと全く理解ができない
- 「焼地拍鼠」は契丹族・春の宴の料理—鼠は、今も穴からいぶり出し法で捕獲する
- 馬に乗ったまま飲み食いをした北方騎馬民族の宴会—契丹族の漢化は野性を失う
- 「桂花陳酒」唐・遼時代のワイン造りに挑戦
- 遼代の「重九宴(重陽節)」—菊の花を愛でる
- 「羊肉好み」が流行した北京「中都」 金王朝時代—遼も金も漢化・生食と羊羹の由来
- 元軍(モンゴル)は、引き連れた替馬の乳、肉、血をすすった—食糧自給自食で進軍スピード・距離は漢族の数倍
- 元から明朝への激動—北京への糧道と経済を押さえた軍閥たち〔ほか〕
- 巻冊次
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山東編 ISBN 9784880464077
内容説明
中国料理を、各地方の食文化から解明しようと試みる実学・こだわりの書。
目次
- 山東省
- 青島—道教の地「〓(ろう)山」の水が「青島ビール」をつくる
- 即墨—「即墨老酒」の工場を観る—紹興の製法が華北に洩れたか、同時発生か?
- 威海衛—「倭寇」取締りの陣が「威海衛」 黄海海戦はスピードの差で日本海軍が勝利
- 煙台(山東半島)—紀元前、秦の始皇帝が山東の厨士(料理人)を育てた? 北京料理、山東料理人の故郷「煙台(福山)」
- 竜口—遣唐使第七回までたどった 北路コースの基点「蓬莱」
- 粉絲の街・昭遠 海の街・莱州 大根・白菜と鶏肉の街・昌邑 凧の街・〓(い)坊 黒い鶏の街・寿光 野菜の街・青州
- 〓(し)博と臨〓(し)—妓女(芸者)三千人は紀元前、春秋の斉・魯にいたか? 「富国強兵」の管仲の政治理念、その後に「百家争鳴」を生む
- 泰安—泰山に登る神様と一体化 日本の「神人共食の思想」は古代中国王朝からあった
- 曲阜—孔子の一生は居候生活であった 孔子の師は、『周礼』を著した周公旦〔ほか〕
- 巻冊次
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天津編 ISBN 9784880464091
内容説明
天津は陸河海の交通の要衝。中国料理を、各地方の食文化から解明しようと試みる実学・こだわりの書。中国の食文化研究第三巻。
目次
- 動乱と政商の街—北京の正面玄関「天津」
- 春秋期—天津は渤海に臨む、三角州の中
- 天津の「天后宮」門前市の賑わい—「杏仁茶湯」の大道芸で広告塔にされる
- 天津でも「塩」が商人の発祥—今も工業用製塩をする長蘆塩田
- 明朝宮廷料理が「天津菜」の基となる
- 厨師(調理師)が官帽の後に孔雀の羽根飾り—乾隆帝より花〓(ホアリン)を賜った厨師の「宮焼目魚」
- 明朝から清朝・中華民国を生き抜いた「八大成飯荘」—中華人民共和国にその終焉を迎えて閉店に追い込まれた
- 清朝瓦解の動乱が天津の料理を発展させる—老饕(食通)が厨師に料理を教えた お客様が料理長を育てる
- 北京の「〓(ほう)膳飯荘(清朝宮廷料理店)」に伝わる天津菜—近代化されたレストラン登瀛楼飯荘を訪ねる
- 日本の「鮎」に似た生態の銀魚—河口の水門設置で絶滅〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より