現代に生きるケインズ : モラル・サイエンスとしての経済理論
著者
書誌事項
現代に生きるケインズ : モラル・サイエンスとしての経済理論
(岩波新書, 新赤版 1013)
岩波書店, 2006.5
- タイトル別名
-
現代に生きるケインズ
現代に生きるケインズ : モラルサイエンスとしての経済理論
- タイトル読み
-
ゲンダイ ニ イキル ケインズ : モラル サイエンス トシテノ ケイザイ リロン
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注記
文献解説: 巻末p1-3
内容説明・目次
内容説明
ケインズ革命が否定され「小さな政府」論が隆盛を誇る今日、主著『一般理論』はどう読み直されるべきか。英国で公表された資料などをもとに、その意外な成立事情、内在する矛盾、誤った解釈などを論じ、現代日本の不況対策のあり方を考察する。名著『ケインズ』(岩波新書)刊行から四十余年、待望の最新ケインズ案内。
目次
- 序章 ケインズ没後六〇年—いま問われねばならないもの
- 第1章 道徳科学としてのケインズ体系—伝統的体系の継承
- 第2章 ケインズ理論再考—パラダイム転換
- 第3章 妥協の書『一般理論』(ケインズの金融市場分析—新古典派への妥協とケインズの真意;乗数論の誤った理解—それがケインズ政策批判を生みだした;カーンの提言が新古典派反革命を用意した)
- 第4章 ヒックスによるケインズ理解—IS‐LM分析の誤り
- 終章 学説史のなかのケインズ(道徳哲学から道徳科学へ;ケインズの市場観;ホモ・エコノミカス批判)
「BOOKデータベース」 より