電力自由化という壮大な詐欺 : 誰が規制緩和を望んだか

書誌事項

電力自由化という壮大な詐欺 : 誰が規制緩和を望んだか

シャロン・ビーダー著 ; 高橋健次訳

草思社, 2006.4

タイトル別名

電力自由化という壮大な詐欺 : 誰が規制緩和を望んだか

Power play : the fight to control the world's electricity

Power play : the fight for control of the world's electricity

タイトル読み

デンリョク ジユウカ トイウ ソウダイ ナ サギ : ダレ ガ キセイ カンワ オ ノゾンダカ

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注記

原著 (Scribe Publicatioins Pty Ltd, 2003) の抄訳

内容説明・目次

内容説明

規制緩和や民営化で、格差が拡大することはないのか?構造改革とは、大企業だけが得をするためのルール変更ではないのか?本書は電力という具体的な領域で、米国と英国の規制緩和・民営化がどのようにおこなわれ、なにを巻き起こしたかを検証するものである。その悲惨な失敗と、利害関係者によるプロパガンダの驚くべき実態が、明らかになる。

目次

  • 第1部 戦略の確立—規制緩和以前の米国電力産業(電力公営化を阻止し、利益を隠す—二〇世紀初頭;大規模化するプロパガンダ—両大戦間;公的規制を求める民衆の闘い—第二次大戦まで;プロパガンダで難局を乗り切る—第二次大戦後)
  • 第2部 市場原理主義と強欲—米国の規制緩和(規制緩和へと世論を誘導する;カリフォルニアでの莫大な儲け;連邦政府はなにをしてきたか;エンロンの興隆;エンロンの破綻)
  • 第3部 電力自由化という実験—英国の規制緩和(規制緩和前の電力事情—一九八〇年まで;レトリックに隠された自由化の真の動機;電力自由化がもたらした問題)
  • 第4部 日本の電力自由化(日本の電力自由化の行方)

「BOOKデータベース」 より

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