日本の個人主義
著者
書誌事項
日本の個人主義
(ちくま新書, 602)
筑摩書房, 2006.6
- タイトル別名
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日本の個人主義
- タイトル読み
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ニホン ノ コジン シュギ
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注記
引用文献: p195-199
内容説明・目次
内容説明
今日、自らの責任において従うべきルールを選びとり、行動するよう促す圧力は増すばかりだ。だが、そもそも「自律」を他人に強制するなんて可能だろうか。また、日本人が個人として自律していないとする評価は正当なのか。「個人主義」は近代の幻想にすぎないのか。本書では、「個人の自律」を切実な課題とした大塚久雄ら戦後啓蒙の知的遺産を手がかりに、こうしたアクチュアルな難問を考え抜く。社会経済史、ポスト近代思想、認知科学などの成果を縦横に使いこなす刺激的論考。
目次
- 第1章 自律の時代(アクチュアルな問題としての「自律」;構造改革政策 ほか)
- 第2章 自律するということ(自律とはなにか;自律は可能か;自律を語ることに意義はあるか)
- 第3章 自律のメカニズム(啓蒙はいかに成るか;啓蒙は必要か;啓蒙を語ることに意義はあるか)
- 第4章 自律の先にあるもの(社会的関心はいかに生まれるか;自律は社会的関心をもたらすか;社会的関心を語ることに意義はあるか)
「BOOKデータベース」 より