「権力社会」中国と「文化社会」日本

書誌事項

「権力社会」中国と「文化社会」日本

王雲海著

(集英社新書, 0348A)

集英社, 2006.6

タイトル別名

権力社会中国と文化社会日本

タイトル読み

ケンリョク シャカイ チュウゴク ト ブンカ シャカイ ニホン

内容説明・目次

内容説明

日本と中国の政治的関係は、なぜ悪化しているのだろうか。これまで歴史認識の違い、靖国神社参拝問題等々多くの理由が挙げられ、またさまざまな論が出されている。しかし、そこでは重要な点が見落とされてきたように思われる。それは日本と中国の社会特質の差である。日中の社会特質はかなり異なっており、そこに誤解の根本要因があると思われるのだ。この新しい視点から、冷却した日中関係を読み解き、さらに共存への未来を探る。

目次

  • 壁は「社会体制」だけではない
  • 壁の原点は「社会特質」にある
  • 「権力社会」対「文化社会」
  • 「政治的外交」対「文化的外交」
  • 「戦略型友好」対「情緒型友好」
  • 歴史問題は本当に重要なのか
  • 南京大虐殺の有無がなぜ議論されるのか
  • より「愛国的」なのは中国人か日本人か
  • ODA、円借款は感謝すべきか
  • 脅威になるのは中国か日本か
  • 皆が同じ被害者か
  • A級戦犯だけが許されないのか
  • 壁を乗り越えるために

「BOOKデータベース」 より

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