宗教批判をめぐる
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宗教批判をめぐる
(MC新書, 001 . 宗教とは何か||シュウキョウ トワ ナニカ ; 上)
洋泉社, 2006.5
改訂増補版
- タイトル別名
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宗教とは何か
- タイトル読み
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シュウキョウ ヒハン オ メグル
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注記
「宗教とは何か」(大和書房, 1984年刊)を新書版にするにあたって、上下2巻に分けて再発行したもの
内容説明・目次
内容説明
人間はなぜ宗教を生み出し維持してしまうのか?著者の問題意識は鮮明である。人間のいとなみの中から、「宗教」と呼ばれる部分だけを抜き出してきても、宗教を生み出してしまう人間の実態を知ったことにはならない。我々にとって必要なことは、宗教として知ることではなく、何故、どのようにして、人間が宗教を生み出し、維持してしまうかを知ることである。護教的立場とは無縁な場所から宗教学者・作家などの所説を逐一批判することで、いわゆる宗教性を解体する。22年の歳月を経ても古びない待望久しい名著の復刊。
目次
- 第1部 宗教を越える(人は何のために生きるか;「知」をこえる知—宗教的感性では知性の頽廃を救えない;「近代の克服としての宗教」批判—宗教学という逆立ち)
- 第2部 異質の世界の無視—翻訳に現れた思想の問題(異質の世界の無視—いわゆる「共同訳聖書」の思いあがり;宗教はゆがんだ鏡—M.マホヴェッチのこと;難解は美徳か—E.ブロッホの誤訳とブロッホ自身)
- 第3部 イエスを描くという行為—歴史記述の課題(遠藤周作のイエス像によせて)
- 附論 論争以前のこと—荒井献『イエスとその時代』の著作技術について
「BOOKデータベース」 より