静かなる凱旋
著者
書誌事項
静かなる凱旋
講談社, 2006.1
- タイトル別名
-
静かなる凱旋(しずかなるがいせん)
- タイトル読み
-
シズカナル ガイセン
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注記
参考文献: 巻末
内容説明・目次
内容説明
秋田県鹿角の旧家の当主・青山吉之助は、日露戦争の講和が叫ばれる今、鹿角遺族会会長として遺族を引き連れ上京し、幕末、戊辰戦争のただ中に知遇を得た桂太郎と交渉して、講和阻止を申し入れるつもりだ。かつて鹿角が盛岡藩領だった頃、金で武士の株を買った金上侍と蔑まれ、戊辰戦争では奥州の争乱に巻き込まれ、日露戦争では大切な長男を失った。この38年を振り返ると、吉之助の半生は、戦いの日々であった。幕末から明治—時代が動き、社会が変わる時期を、壮大なスケールで描いた渾身の書下ろし長編小説。
「BOOKデータベース」 より