角の三等分
著者
書誌事項
角の三等分
(ちくま学芸文庫, [ヤ-14-1])
筑摩書房, 2006.7
- タイトル読み
-
カク ノ サントウブン
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注記
参考書: p201-203
解説: 一松信
日本評論社1984年刊の文庫化
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
コンパスと定規だけを使って、任意に与えられた角を三等分せよ。古代ギリシア以来有名なこの作図問題に、多くのアマチュア数学者が魅了され、あたら人生を棒に振った。なんと、数学的にきちんと解決されたのは、ギリシアから二千数百年も後のことで、しかも答えは「不可能」だった。その「不可能」を証明するためには、幾何学にとどまらない、一歩高い次元の数学が必要だったのだ。その周辺を懇切に解きほぐした本文と、その解説(一松信)は、あのガロア理論への格好の助走となっている。巻末に、「不可能」を納得しない面々を描いた「「角の三等分家」と付き合ってみて」(亀井哲治郎)を収録。
目次
- 第1部 角の三等分(初等幾何学における三つの難問題;任意の角の三等分は不可能であるということ;角の三等分問題に現われる三次方程式;定規と両脚器とによる計算;三次方程式の根の作図可能、不可能 ほか)
- 第2部 解説(角の三等分の意義;体の概念;体の拡大;作図可能な数;三次方程式の解法 ほか)
- エッセイ 「角の三等分家」と付き合ってみて
「BOOKデータベース」 より