自己創出する生命 : 普遍と個の物語
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自己創出する生命 : 普遍と個の物語
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 2006.7
- タイトル読み
-
ジコ ソウシュツ スル セイメイ : フヘン ト コ ノ モノガタリ
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注記
1993年 哲学書房刊の文庫化
内容説明・目次
内容説明
今ここで生きている命とは何か—それはDNAをいくら分析しても分らないのではないか。生物学がDNAという普遍的概念=物質にたどり着いたとき、あらためて浮上してきた本質的な問い。その問いの答へ至る道として、著者はゲノムを「発見」した。ゲノムという全体を見ることで、普遍性と多様性を同時に合わせ持つ生命の本質に迫りたい。生物学という科学から、歴史的ダイナミズムをも視野に入れた「生命誌」研究へ踏み出した原点となる書。93年毎日出版文化賞受賞。その後のゲノム研究の成果を踏まえた補遺を加えて再登場。
目次
- 序章 発端の知—ゲノムから何が見えるか
- 第1章 記号・物質・全体—DNAとは何であったか
- 第2章 生命という自己創出系—発生は時間と空間を実現する
- 第3章 生命という「歴史的存在」—唯一無二の「個」を生み出す
- 第4章 生命というスーパーコンセプト—来るべき知の神話素
- 補遺 “生命”から“生きている”と“生きる”へ—ヒトゲノム解析を経て見えてきたもの
「BOOKデータベース」 より