ある北朝鮮兵士の告白
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ある北朝鮮兵士の告白
(新潮新書, 174)
新潮社, 2006.7
- タイトル読み
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アル キタチョウセン ヘイシ ノ コクハク
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内容説明・目次
内容説明
食料が足りなければ農家を襲い、肉が食いたければ豚を盗む。上官に取り入るには賄賂を渡す。恋に破れた男は大量殺人のあげくに自爆死。脱走した兵士は自動車強盗を働く…。朝鮮族の研究者である筆者が中国で出会った脱北者から聞いたエピソードの数々。立身出世の夢を持って入隊した軍隊での生活は想像を絶するものだった。一人の北朝鮮人兵士が十年にわたる軍隊生活のすべてを包み隠さず語りつくした貴重な記録。
目次
- 憧れの軍隊生活—ついに果たした軍隊入り。私を待っていたのは想像を絶する過酷な生活だった。
- 両親の話—乞食から身を起して大学まで出た父。地主から身を落とし、苦労し続けた母。
- 新兵訓練始まる—口から泡を吹くものが続出する過酷な訓練。我々は常に空腹だった。
- 兵士としての第一歩—軍服泥棒の濡れ衣を着せられた私は故郷に逃げ帰ったが、居場所はなかった。
- 何もかも盗んで調達した—豚、トウモロコシ、カボチャ…。食料は襲撃して手に入れるのが基本。
- 抜擢、昇級—士官学校で食器盗難事件を解決して私の評価は高まった。
- 農場を襲う—出世しても悩みはいつも物不足。解決するには泥棒しかない。
- 親友の死—腕っ節が強いのに涙もろかった親友の悲しい死はいまでも忘れられない。
- 命がけの高速道路建設—強行スケジュールの突貫工事に兵士は疲れきった。そして大惨事が…。
- 楽しき副業組—食料調達は楽しかった。野菜を育てたり、メンタイを分けてもらったり…。
- 砕け散った夢—手が届きそうだったエリートへの道は、突然閉ざされてしまった。
- 脱営、そして放浪と強奪の日々—失意のあまり軍隊を飛び出した私は乱暴狼藉の限りを尽くした。
- 一兵士として再出発—やはり軍隊に幸せはない。目撃した若きエリートたちの悲劇。
- 故郷—上官とともに帰郷したものの、そのおかげで両親は犬を殺すことになる。
- 初恋と爆発—軍人の恋は成就しづらい。失意の果てに大量殺人を犯す兵もいた。
- 失望—炭鉱に送り込まれた私には希望は残されていなかった。
- 夢の国、中国に行く—犬ですら満腹だというその国を目指し、私は川へ飛び込んだ—。
- 脱北のノウハウ—密かに、そして周到に—それが警備兵買収のコツだ。
「BOOKデータベース」 より

