教育格差絶望社会
著者
書誌事項
教育格差絶望社会
(Yosensha paperbacks, 014)
洋泉社, 2006.7
- タイトル別名
-
A dead‐end society of hopeless education gap
- タイトル読み
-
キョウイク カクサ ゼツボウ シャカイ
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注記
主要参考文献: p285
内容説明・目次
内容説明
小泉構造改革の負の側面である経済格差。この経済格差が学力格差に直接反映されるようになってきている。なぜ反映されるのか?それは「教育の機会均等」がすでに幻想でしかないからだ!偏差値レースに参加しようと思えば、高校から大学だけで1000万円が必要なうえ、すでに選抜の主戦場は中学受験に移りつつあるため、その費用はさらに増す。そのうえ、学費の個人負担が先進国のなかで日本は最も多い。つまり、教育も市場原理で動き、学歴は努力による業績ではなく、生まれによる属性で決まる社会になっているのだ!もうまもなく国民の9割が人生のスタートラインにすら立てない社会が到来する。
目次
- Introduction まったり500万円コースか、ハードな3000万円コースか、道はどちらかしかない!
- プロローグ 二極化する教育
- 第1章 経済格差が学力格差に直結する時代
- 第2章 東京のなかで広がる格差の現実
- 第3章 格差が公然と導入される公教育
- 第4章 先進国最悪の個人負担が歪みを大きくする
- 第5章 消費者として学力を購入する時代
- 第6章 格差再生産のメカニズム
- 第7章 教育格差、そして学歴のゆくえ
- 第8章 新・選抜システムの構造
- エピローグ 教育後進国に成り下がるニッポン
「BOOKデータベース」 より