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後白河法皇

棚橋光男 [著]

(講談社学術文庫, [1777])

講談社, 2006.8

タイトル読み

ゴシラカワ ホウオウ

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注記

原本: 講談社選書メチエ (1995年12月刊)

文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

源頼朝に対抗し、守旧勢力を巧務に操った老獪な“大天狗”。はたまた『梁塵秘抄』を編纂した粋狂な男。後白河がいなければ、天皇制は存続しなかったかもしれない。古代王権を中世王権へと再生させるために、法皇は何を考えていたのか?王権の機能を再編成し、文化情報の収集・独占と操作の意味を透視した天才の精神に迫る。

目次

  • 第1章 後白河論序説(悪左府頼長—偏執と狂気;少納言入道信西—黒衣の宰相の書斎を覗く;法皇後白河—梁塵秘抄・蓮華王院宝蔵・流転の「皇居」;「『人格的靱帯=“縁”のネットワーク』の科学」のためのメモ)
  • 第2章 後白河王権期の都市京都—『方丈記』に見るイメージ(火宅都市;方丈の庵;安元の大火;養和の大飢饉;後白河の新制と都市法)
  • 第3章 中世国家の成立(三つの段階;職と職の体系;中世国家の成立;平氏の台頭;鎌倉幕府の成立)
  • 第4章 『参天台五台山記』—日宋交流史の一断面(成尋の家系;日宋の交通ネットワーク;東アジアの知的交流世界)

「BOOKデータベース」 より

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