都市のフィクション
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都市のフィクション
(知の対流, 1)
清文堂出版, 2006.7
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トシ ノ フィクション
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文献: 論文末
Description and Table of Contents
Description
大阪市立大学大学院文学研究科では、COE21世紀プログラムに採択された「都市文化創造のための人文科学的研究」の一環として、二〇〇三年九月三十日・十月一日に国際シンポジウム「都市とフィクション」を、また翌二〇〇四年九月十四日・十五日に国際シンポジウム「都市のフィクションと現実」を、大阪市立大学学術情報総合センターにおいて実施した。シリーズ「知の対流」の第一巻と第二巻は、この二度にわたるシンポジウムを基礎にしつつ、その内容を拡充発展させ、新たに市販本形態の論文集として構成したものである。
Table of Contents
- 第1部 フィクションと都市空間1(あいまいな都市—梶井基次郎の作品における自己と他者;シェイクスピアとロンドン—エリザベス朝演劇とリバティ;ジュール・ヴェルヌにおける空想の都市)
- 第2部 フィクションと都市空間2(河竹黙阿弥と明治歌舞伎の犯罪地理;『荒地』における非現実の都市—教会の取り壊しと郊外の発展;前近代日本の都市文化と異界;実現されたユートピア—一九五〇年代以後の都市とウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』)
- 第3部 フィクションと時代思潮1(『女殺油地獄』のドラマ;江戸中後期における三都間の歌壇の対立;紀海音の俳諧;都市とモダニズム—大阪と阪神間を中心に)
- 第4部 フィクションと時代思潮2(新中国における表現の模索—張天翼『宝のひょうたんの秘密』をめぐって;説経の都市芸能化;十八世紀の都市に生じた異界としてのフリーメイソン—シュレーダーのフリーメイソン喜劇をめぐって;都市とニュージーランド文学の生長—ジャネット・フレイムの「ギブソン先生と物置小屋」)
- 第5部 フィクションの働き(補助線としてのフィクション)
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