フェミニズムのための哲学
著者
書誌事項
フェミニズムのための哲学
青木書店, 2006.8
- タイトル別名
-
Feministische Philosophie : Ergebnisse, Probleme, Perspektiven
- タイトル読み
-
フェミニズム ノ タメ ノ テツガク
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注記
原著第2版の翻訳
内容説明・目次
内容説明
性的な不平等の克服のために哲学は何ができるのか。ウィーンの哲学的蓄積から、英米のジェンダー論、フレンチ・フェミニズム等を読み直す。“差異化”をキー概念に、人間学、美学、科学論と理性批判、政治論と法哲学における代表的議論を整理・検証。「フェミニズム哲学」の展望を示す。
目次
- 第1章 性の人間学(「自然な」性別秩序は存在しない—その理由;自由の主題としての身体性;「二項対立」で語ると差別になるか?;「デカルト主義」—非難に必要な精密な思考;「セックス/ジェンダー」—長い論争に終止符を打つには)
- 第2章 芸術とは女性的なもの(「芸術はジェンダー化されている」;ジクムント・フロイトと女性芸術家;白いインクで書くこと;フェミニズム美学)
- 第3章 理性—その男性的な含意(一つの問題—多くの疑問;科学の合理性と性的盲目性;科学は攻撃的な男性性の産物か?;西欧的ロゴス批判;主体を形成したのは道具的理性か?;引き裂かれた感情)
- 第4章 非本質主義的政治のために(道徳哲学的基礎;フェミニズムにおける「われわれ」;国民としての女性—なぜ契約論を見直すべきなのか)
「BOOKデータベース」 より