「歌」の精神史
著者
書誌事項
「歌」の精神史
(中公叢書)
中央公論新社, 2006.8
- タイトル別名
-
歌の精神史
- タイトル読み
-
ウタ ノ セイシンシ
大学図書館所蔵 全143件
  青森
  岩手
  宮城
  秋田
  山形
  福島
  茨城
  栃木
  群馬
  埼玉
  千葉
  東京
  神奈川
  新潟
  富山
  石川
  福井
  山梨
  長野
  岐阜
  静岡
  愛知
  三重
  滋賀
  京都
  大阪
  兵庫
  奈良
  和歌山
  鳥取
  島根
  岡山
  広島
  山口
  徳島
  香川
  愛媛
  高知
  福岡
  佐賀
  長崎
  熊本
  大分
  宮崎
  鹿児島
  沖縄
  韓国
  中国
  タイ
  イギリス
  ドイツ
  スイス
  フランス
  ベルギー
  オランダ
  スウェーデン
  ノルウェー
  アメリカ
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
いま、叙情が危ない。われわれのこころの世界が乾き上がり、砂漠化しているのではないか。叙情を受け容れる器が損傷し、水漏れをおこしているからではないか。叙情とは、万葉以来の生命のリズムのことだ。魂の躍動をうながし、日常の言葉を詩の形に結晶させる泉のことだ。それが枯渇し危機に瀕しているのは、時代が平板な散文世界に埋没してしまっているからである。歌の調べが衰弱し、その固有のリズムを喪失しているからだ。いまこそ、「歌」の精神を取り戻すときではないか。
目次
- 空を飛ばなくなった歌—美空ひばりと尾崎豊
- 「短歌的抒情」の否定と救済—小野十三郎と折口信夫
- 『サラダ記念日』の衝撃—斎藤美奈子と富岡多惠子
- 浪花節と演歌—朝倉喬司と春野百合子
- 『平家物語』の無常観—小林秀雄、唐木順三、石母田正
- 吉川英治と『平家物語』
- 挽歌の伝統と「北の螢」—古賀政男と阿久悠
- 西行と啄木のざわめく魂
- 道元と白楽天
- 親鸞の「和讃」
- 親鸞和讃と今様歌謡
- 瞽女唄と盲僧琵琶—小林ハルと永田法順
- 西條八十と北原白秋—日本的叙情
「BOOKデータベース」 より