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賢帝の世紀

塩野七生著

(新潮文庫, し-12-74, し-12-75, し-12-76 . ローマ人の物語 / 塩野七生著||ローマジン ノ モノガタリ ; 24-26)

新潮社, 2006.9

タイトル別名

Res gestae populi Romani

Saeculum aureum

タイトル読み

ケンテイ ノ セイキ

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注記

その他のタイトルはカバーによる

年表: 下巻本文末

参考文献: 下巻pi-xv

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784101181745

内容説明

紀元二世紀、同時代人さえ「黄金の世紀」と呼んだ全盛期をローマにもたらしたのは、トライアヌス、ハドリアヌス、アントニヌス・ピウスの三皇帝だった。初の属州出身皇帝となったトライアヌスは、防衛線の再編、社会基盤の整備、福祉の拡充等、次々と大事業を成し遂げ、さらにはアラビアとダキアを併合。治世中に帝国の版図は最大となる。三皇帝の業績を丹念に追い、その指導力を検証する一作。

目次

第1部 皇帝トライアヌス(皇帝への道;気概を胸に;ひとまずの帰都;古代ローマの“君主論”;空洞化対策;育英資金;ダキア問題;第一次ダキア戦役;建築家アポロドロス;「トライアヌス橋」;黒海から紅海へ;第二次ダキア戦没;凱旋;戦後処理;公共事業;属州統治;プリニウス;私人としてのトライアヌス;パルティア問題;遠征;死)
巻冊次

中 ISBN 9784101181752

内容説明

トライアヌスの後を継ぎ皇帝となったハドリアヌスは、就任直後、先帝の重臣を粛清し、市民の信頼を失っていた。しかし大胆な政策や改革を実施することにより人気を回復。そして皇帝不在でも機能する組織固めを確実にしたハドリアヌスは紀元121年、念願の帝国視察の大旅行に旅立つ。目的は帝国の安全保障体制の再構築にあった。治世の三分の二を費やした、帝国辺境の旅。それを敢行した彼の信念とは…。

目次

第2部 皇帝ハドリアヌス(少年時代;青年時代;皇帝への道;年上の女;登位時の謎;皇帝として;粛清;失地挽回の策;ハドリアヌスの「旅」;ライン河;再構築;ブリタニア;ヒスパニア;地中海;オリエント;アテネ;北アフリカ;「ローマ法大全」;ヴェヌス神殿;パンテオン)
巻冊次

下 ISBN 9784101181769

内容説明

安全保障の重要性を誰よりも知っていたハドリアヌスは、治世の大半を使って帝国の辺境を視察し続け、帝国の防衛体制を磐石なものとした。しかしその責務を無事終えローマに戻ったハドリアヌスは、ローマ市民の感覚とは乖離する言動をとり続け、疎まれながらその生涯を終える。そして時代は後継者アントニヌス・ピウスの治世に移るが、帝国全域で平穏な秩序は保たれ続けた。それはなぜ可能だったのか。

目次

  • 第2部 皇帝ハドリアヌス(承前)(ヴィラ・アドリアーナ;再び「旅」に;ローマ軍団;エジプト;美少年;ユダヤ反乱;「ディアスポラ」;ローマ人とユダヤ人;余生;後継者問題;死)
  • 第3部 皇帝アントニヌス・ピウス(幸福な時代;人格者;マルクス・アウレリウス;「国家の父」)

「BOOKデータベース」 より

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