ダイヤモンドはなぜ美しい? : 離散調和解析入門
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ダイヤモンドはなぜ美しい? : 離散調和解析入門
(シュプリンガー数学リーディングス, 第9巻)
シュプリンガー・ジャパン, 2006.10
- タイトル読み
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ダイヤモンド ワ ナゼ ウツクシイ? : リサン チョウワ カイセキ ニュウモン
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注記
参考文献: p[237]-238
内容説明・目次
内容説明
ダイヤモンドの美しさを説明するには、ブリリアント・カットのような研磨技法を光学的に説明したり、化学的に結晶の物性を説明する方法がよく知られているが、本書では、数学者である著者が、ダイヤモンドの原子配列がもつ数理的美しさに着目し、数理的な観点からの解説を試みている。すなわち、図形が美しくみえる背景にある数学上のキーワード“周期性”“対称性”“最小原理”“不規則性”の4つを軸に、一般の結晶格子の理論を展開している。高校までに学ぶ数学を出発点として、現代数学の高みに登りながら、幾何学・グラフ理論・群論・確率論が、ダイナミックに交差するさまを見る。ダイヤモンドはなぜ美しいのか、を追いかけているうちに、次第に高度な数学の世界に誘われ、数学自身の美しさを鑑賞する喜びが生まれてくる。数学に興味のある高校生から大人、研究者まで、幅広い層に薦められる好著である。
目次
- 第1章 周期性
- 第2章 対称性
- 第3章 最小原理
- 第4章 格子の数理
- 第5章 ランダム・ウォーク
- 第6章 遠くから見た結晶格子
「BOOKデータベース」 より