死を見つめる美術史
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死を見つめる美術史
(ちくま学芸文庫, コ23-1)
筑摩書房, 2006.10
- タイトル読み
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シ オ ミツメル ビジュツシ
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注記
主要参考文献: p229-237
「死を見つめる美術史」略年表: p238-241
1999年10月 ポーラ文化研究所刊の文庫化
内容説明・目次
内容説明
死をめぐる旅はトスカナ州の小村モンテリッジョーニから始まる。「メメント・モリ(死を想え)」の低く静かな声がこの旅の道連れだ。季節の移ろいに生の歩みを重ね、死者たちとの語らいのなかで人間と芸術の来し方行く末に思いを馳せる。死と哀悼の風景、腐敗死体像と墓碑彫刻、死者への鎮魂、霊魂のかたち、運命の寓意表現。死のトポスを経巡り、水という元素界にいたって円環を閉じる。「生きながら死に、死にながら生きる」—図像研究から宇宙論・運命論の形而上学的世界に向けて思索を深めるとともに、死の表現を読み取り、その豊かな想像力をたどる。
目次
- はじめに モンテリッジョーニの早春
- 第1章 死と哀悼
- 第2章 腐敗
- 第3章 死者のための祈り
- 第4章 霊魂のかたち
- 第5章 運命
- おわりに 死を想う場—墓地・都市・水
「BOOKデータベース」 より