書誌事項

聖王ルイ : 西欧十字軍とモンゴル帝国

ジャン・ド・ジョワンヴィル著 ; 伊藤敏樹訳

(ちくま学芸文庫, [シ-21-1])

筑摩書房, 2006.11

タイトル別名

Histoire de Saint Louis, suivi du Credo

Vie de Saint Louis

タイトル読み

セイオウ ルイ : セイオウ ジュウジグン ト モンゴル テイコク

注記

文献資料: p477-482

内容説明・目次

内容説明

「聖王」と慕われ、パリのサン・ルイ島や、ミズーリ州都セント・ルイスなどにその名をとどめる13世紀フランス王ルイ9世の事跡を伝えるフランス中世史の第一級史料。王の忠実な家臣であり、王による第七回十字軍遠征に随伴したジャン・ド・ジョワンヴィルが、王の死後40年近くを経て記憶を辿り心情を傾けて詳細に記述した本書は、フランス文学史上代表的な回想録でもある。当時、ユーラシアから地中海一帯にかけては、モンゴル、イスラム、十字軍の勢力が、版図拡大・聖地奪還の意欲に燃え激突する多極的世界が展開していた。領土保全と、信仰への熱い思いに駆られ、押し寄せる時代の荒波のなかを高潔に生き抜いた稀代の王の姿を描く伝記的ロマン。

目次

  • 序篇 王の人間像(本書の構成。王の人間像と行状記;窮地におけるリーダー魂;忍耐、誠実、質素、自主判断;上に立つ者の謙譲 ほか)
  • 本篇 ルイ王行状記(英王、国内諸侯との領土争い;エジプト遠征;パレスチナで;帰国後のルイ。第八回十字軍)
  • 時代と背景

「BOOKデータベース」 より

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