わたしは誰の子? : 父を捜し求める日系二世オランダ人たち
著者
書誌事項
わたしは誰の子? : 父を捜し求める日系二世オランダ人たち
(教科書に書かれなかった戦争 / アジアの女たちの会, 8.15とアジアグループ(アジア文化フォーラム)編, Part49)
梨の木舎, 2006.11
- タイトル別名
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わたしは誰の子? : 父親を捜す日系二世オランダ人たち
Vader, wie ben je?
- タイトル読み
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ワタシ ワ ダレ ノ コ : チチ オ サガシモトメル ニッケイ ニセイ オランダジン タチ
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注記
参考文献: p178-179
内容説明・目次
内容説明
クラウディーネとナニー、そしてモリーは、第二次大戦中日本軍の占領下にあった「蘭印」(現インドネシア)で、日本人の父と蘭印系オランダ人(インドネシア人とオランダ人の混血)の母から生まれた。父とは戦後すぐ生き別れとなり、そののち母に連れられて見知らぬ祖国・オランダに渡る。彼女たちは、本当の父の、愛情はおろか存在すらも知らないまま育った。しかも、日本軍収容所体験者からは「敵の子」として蔑視されてきた。1990年前後、3人は自分が半分日本人であることを明らかにして、本当の父親を捜し始めた。「わたしは一体誰の子なのか」、「私は望まれて生まれた子か」、「父はどんな人だったのか」、「父は母を愛していたか」、さまざまな疑問が頭の中を駆け巡る…。本書は、人間としての存在価値を求めて苦悩する彼女たちの、心の旅の記録である。
目次
- 第1章 モリーの物語(モリーの父が見つかる;声の初対面、そして初の文通 ほか)
- 第2章 ナニーの物語(見知らぬ日本のお父さんへ;トラウマ(精神的外傷)の治療 ほか)
- 第3章 クラウディーネ・マサコ、そして母(母は“慰安婦”にされるのを免れた;父親捜し、あきらめない)
- 第4章 半分日本人でよかった(ナニー、二度目の訪日;半分日本人であることの誇り ほか)
- 第5章 オランダからのチューリップ
「BOOKデータベース」 より