認知行動療法ケースフォーミュレーション入門
著者
書誌事項
認知行動療法ケースフォーミュレーション入門
(臨床心理学レクチャー)
金剛出版, 2006.11
- タイトル別名
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Beyond diagnosis : case formulation approaches in CBT
認知行動療法 : ケースフォーミュレーション入門
- タイトル読み
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ニンチ コウドウ リョウホウ ケース フォーミュレーション ニュウモン
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注記
表紙の責任表示 (誤植): Michael Bruck
文献: p271-283
内容説明・目次
内容説明
近年、わが国においても認知行動療法がにわかに注目され始めています。効果研究によって有効性が実証されているだけでなく、生物‐心理‐社会モデルにも合致するこの介入技法は、今後ますます広い範囲で適用されるようになるでしょう。この認知行動療法を健全に導入するために必要となるのが、ケースフォーミュレーションの手続きです。ケースフォーミュレーションとは、個々のクライエントがどのように問題を形成してきているのかという、個別性を重視し、その事例の個別状況における問題や障害の学習メカニズムに注目するアプローチです。その上で的確な臨床判断をするために事例についての情報を集め、見通しをつけ、介入計画を立てるのです。このような実証的な手法に基づくことで、複雑な事例に対しても有効な介入が可能となります。本書では、ケースフォーミュレーションの考え方からその手続きまで、具体的な事例を通して書かれています。これから認知行動療法を実践していこうとする臨床家、もっと自由に認知行動療法を広げていきたい実践家に最適の1冊です。
目次
- 第1章 ケースフォーミュレーションの成立と発展
- 第2章 ケースフォーミュレーションの理論と方法
- 第3章 ケースフォーミュレーションの実施過程
- 第4章 セラピストとクライエントの協働関係を形成する
- 第5章 問題状況のコンテクストに注目する
- 第6章 個別状況に介入プログラムを適合させる
- 第7章 社会構成主義とケースフォーミュレーション—パニック障害が疑われた事例
- 第8章 自己マネジメントとケースフォーミュレーション—恐怖症状と強迫症状を呈した事例
- 第9章 論理情動行動療法とケースフォーミュレーション—不安と抑うつを訴えた事例
「BOOKデータベース」 より