文学の誕生 : 藤村から漱石へ
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書誌事項
文学の誕生 : 藤村から漱石へ
(講談社選書メチエ, 378)
講談社, 2006.12
- タイトル別名
-
日露戦後における文学の自己同一化の研究 : 藤村・独歩・花袋・風葉・漱石と<自己表現>
日露戦後における文学の自己同一化の研究 : 藤村・独歩・花袋・風葉・漱石と自己表現
- タイトル読み
-
ブンガク ノ タンジョウ : トウソン カラ ソウセキ エ
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注記
博士論文「日露戦後における文学の自己同一化の研究--藤村・独歩・花袋・風葉・漱石と<自己表現>」 (東京大学, 2005年9月提出) にもとづくもの
典拠・引用について: p219-220
内容説明・目次
内容説明
日露戦争は、日本の近代文学が成立するうえで、大きなターニングポイントになった。「日露戦後」文学とは、どのようにつくり出され、社会に定着していったのか。島崎藤村、国木田独歩、田山花袋、小栗風葉、夏目漱石という、当時を代表する五人の作家に焦点を当て、それぞれの評価の転変を詳細に跡づけながら、近代日本の歴史の中で、文学が文学となった時を考証する、俊秀の鮮烈なデビュー作。
目次
- 序章 文学の新紀元—日露戦後新文学の勃興
- 第1章 技術批評を超えて—島崎藤村『破戒』の表層と深層
- 第2章 “自己表現”の時代—“国木田独歩”を読む“私”
- 第3章 読むことの規制—田山花袋『蒲団』と作者をめぐる思考の磁場
- 第4章 文学の“裏切り”—小栗風葉をめぐる・文学をめぐる物語
- 第5章 軽文学の王・夏目漱石—あるいは明治四十年、文学の自己同一化
- 終章 文学のための物語—文学概念・文学史
「BOOKデータベース」 より