食からの異文化理解 : テーマ研究と実践
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食からの異文化理解 : テーマ研究と実践
時潮社, 2006.11
- タイトル読み
-
ショク カラノ イブンカ リカイ : テーマ ケンキュウ ト ジッセン
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注記
注・引用文献: 巻末p1-11
読書案内: 各テーマ末
内容説明・目次
内容説明
世界の食文化をテーマとする本は、すでに相当数、出版されている。その内容もかなり充実してきたが、その主流は、食材、料理、食具の種類や意味を論じる料理文化論、味覚(味)や視覚(芸術性)に関心をもつグルメ論、食事の時間、場所、作法などの食事論、食の歴史など、食そのものの理解に関心がある。もちろん、これらは食を主題とする限り重要な問題である。しかし本書は若干視点をずらして、食そのものというよりは、食を通して、つまり食を切り口としながら、国際化する現代社会のさまざまな問題を考えようとするものである。
目次
- 序章 異文化の学び方(異文化理解の課題;食文化の視点 ほか)
- 第1章 食文化の視点(食のタブー 何を食べ、何を食べないのか—ムスリム社会の場合;インドネシアの食文化—スンダ語の料理と調理のカテゴリー化)
- 第2章 グローバル化と食のポリティクス(グローバル化した韓国式中華料理—再現地化する食;ロサンゼルスのメキシコ料理、ロンドンのインド料理—グローバル都市の発展と「エスニック」料理レストラン市場 ほか)
- 第3章 環境・開発と食資源(食と環境—東南アジアのエビ養殖からみた食資源の持続的利用;「食」をささえる国際援助—ケニア穀倉地帯の風景から)
「BOOKデータベース」 より