書誌事項

フランケンシュタイン

久守和子, 中川僚子編著

(シリーズもっと知りたい名作の世界, 7)

ミネルヴァ書房, 2006.12

タイトル読み

フランケンシュタイン

注記

引用・参考文献: 章末

参考文献: 巻末p12-15

メアリ・シェリー関連年表: 巻末p22-23

内容説明・目次

内容説明

モンスターはほんとうに醜いのか?真の姿が今、明らかになる。壮大なゴシック・ロマンスの名作の魅力に迫る。

目次

  • 1 メアリ・シェリーの世界へ(怪物が生まれる—メアリ・シェリーの生涯と作品;『フランケンシュタイン』をめぐる問題)
  • 2 どういう時代だったか(ロマン主義の「揺りかご」の中で—ロマン派詩人と『フランケンシュタイン』;廃墟と氷原—『フランケンシュタイン』におけるゴシック的空間;出産神話としての『フランケンシュタイン』;“楽園喪失”から“楽園脱出”へ—女権神授説とウルストンクラフト=シェリー母娘の共同戦略)
  • 3 こんな見方もできる(フュースリの絵画「夢魔」と『フランケンシュタイン』—死のエロティシズム;増殖するフランケンシュタイン—怪物が怪物を殺害し、怪物を解放する;映像のなかのフランケンシュタイン)
  • 4 今、『フランケンシュタイン』をどう読むか(フランケンシュタインと科学の寓意;怪物と言語の呪縛—『フランケンシュタイン』における声、まなざし、そして言葉;歴史化できない残余としての怪物—『フランケンシュタイン』が実証主義に語ること)

「BOOKデータベース」 より

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