九鬼周造 : 偶然性の哲学
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九鬼周造 : 偶然性の哲学
教育報道社, 2006.10
- タイトル読み
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クキ シュウゾウ : グウゼンセイ ノ テツガク
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内容説明・目次
内容説明
頽廃に至っても、いまだ発現する偶然への希望はある。しかし、頽廃、すなわち消尽に至るならば、無と慨嘆の現実しかありえない。希望の存立自体、五分の可能性に生きる偶然なのである。
目次
- 必然を内に含んだ偶然
- 「抽象の可能性」と「実存の可能性」
- 所与的原因に限定する見地
- 有神論的実存主義と無神論的実存主義
- 勝利の偶然性
- フランクルの過去楽天主義
- 現在的勝義の偶然大化
- 日本的性格論
- 自律性の二重化された包括
- 永劫回帰という賭け
- 個別なる完全充足態の実在
- 潜勢的意志の観念
- 「他に依存しない行為」という概念
- 無意図を意図する意図
- 「非制約性」への可能性
- 本質変化の可能性
- 他者との遭遇
- ただ在るものとしての実存
- 『いきの構造』
「BOOKデータベース」 より