曽禰武 : 忘れられた実験物理学者
著者
書誌事項
曽禰武 : 忘れられた実験物理学者
績文堂出版, 2007.1
- タイトル別名
-
A pioneer of modern experimental physics in Japan, a Christian physicist Soné Také who had come too early and has been almost forgotten
曽禰武 : 基督主義者にして一時代早すぎた実験物理学者 : 若き日の魂一生 (ひとよ) を貫く
曽祢武 : 忘れられた実験物理学者
- タイトル読み
-
ソネ タケ : ワスレラレタ ジッケン ブツリ ガクシャ
大学図書館所蔵 件 / 全38件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
曽禰武略歴: p261-269
内容説明・目次
内容説明
曽禰武は、本多光太郎の一の弟子であり、黎明期の日本の近代的実験物理学者として多くの見るべき研究成果を挙げたが、若くして胸を病み、やがて研究者の道を棄てたために、後世、茅誠司が折にふれて曽禰の業績に言及していたことをほとんど唯一の例外として、長く忘れ去られていた。
目次
- 序 著者、おのれの無知を悟り、曽禰武の事績を知ろうと発心する
- 1 曽禰武、生を享け、長じて物理学への恋愛を覚える
- 2 一高生曽禰武、本多の知遇を得て、中禅寺湖のセイシの観測に同行する
- 3 曽禰武、熱海の温泉調査に本多に随行し、米人宣教師一家と相識る
- 4 曽禰武、東京帝国大学理科大学実験物理学科に入学し、一年落第する
- 5 曽禰武、本多の助手として東北帝大に赴任し、研究に没入する
- 6 曽禰武、病をえて物理の研究から遠ざかり、基督教の伝道に携わろうと欲する
- 7 曽禰武、学士院賞を授けられ、その賞金で自らの教会を開く
- 8 曽禰武、按手礼を受くるを潔しとせず、教会を閉鎖する
- 9 曽禰武、開成学園高校長となり、物理の研究を再開する
- 跋 著者、曽禰武との因縁にさまざまの思いをめぐらす
- 付録
「BOOKデータベース」 より