醜の美学
著者
書誌事項
醜の美学
未知谷, 2007.2
- タイトル別名
-
Ästhetik des Häßlichen
醜 (しゅう) の美学
- タイトル読み
-
シュウ ノ ビガク
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注記
主要参考文献: p396
主要人名索引: p397-404
内容説明・目次
内容説明
都市化、工業化による急激な社会変革、プロレタリアートの台頭、あらゆる社会問題の醜は芸術にも浸透し、真・善・美の統一的美的価値観は危殆に瀕す。「醜」の美学的是認の機は熟した!カント、ヘーゲル、レッシング、ゲーテ、ハイネ、シェイクスピア、ヴォルテール、ラファエロ、ブリューゲル、カローetc.建築、彫刻、絵画、詩文学、演劇…自然界からギリシア神話、あらゆる芸術ジャンルを厖大な資料のもと古今にわたって検証し美学のなかの「醜」という新たなパラダイムを提示する。1853年、美学の革新的テーマ「醜」に真正面から取り組み後世に多大な影響を及ぼした。閉塞的な現代に生きる我々にいかにして美を見出すことができるかを問う、美学の古典的名著、待望の翻訳。
目次
- 導入
- 第1章 形の定まらないもの(無定形;アシメトリー;不調和)
- 第2章 不正確(不正確一般;特殊様式における不正確;個々の芸術における不正確)
- 第3章 歪曲もしくはゆがみ(卑俗なもの;厭わしいもの;カリカチュア)
- 結び
「BOOKデータベース」 より