独仏関係と戦後ヨーロッパ国際秩序 : ドゴール外交とヨーロッパの構築 : 1958-1969
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独仏関係と戦後ヨーロッパ国際秩序 : ドゴール外交とヨーロッパの構築 : 1958-1969
創文社, 2007.1
- タイトル別名
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独仏関係と戦後ヨーロッパ国際秩序 : ドゴール外交とヨーロッパの構築1958-1969
- タイトル読み
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ドクフツ カンケイ ト センゴ ヨーロッパ コクサイ チツジョ : ドゴール ガイコウ ト ヨーロッパ ノ コウチク : 1958 1969
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注記
博士論文「1960年代、ヨーロッパ秩序変容期における独仏関係史研究」 (北海道大学, 2004年) を基礎としたもの
史料・参考文献一覧: 巻末p13-40
内容説明・目次
内容説明
1958年、アルジェリアをめぐり国家の危機にあったフランスに、第二次大戦の英雄ドゴールは政治指導者として復活した。政権復帰から退陣までのドゴールのヨーロッパ秩序再編構想とその国際的反応を、本書は分析する。膨大な量の仏・独・米・欧州共同体の一次史料から見えてくるのは、冷戦と分断という秩序を書き換え、組み直し、そして突き破ろうとしたアデナウアー、ケネディ、ブラントなどの思惑の交錯・衝突と、冷戦・欧州統合・脱植民地化・独仏関係が連関しあいながら展開される多国間外交の姿である。その外交の末に我々が目にするのは、冷戦構造を侵食する重層的なメカニズムの形成であった。時代の転換点で人々はいかにして次の秩序を模索するのか?—本書は、冷戦構造の変容が進む中で、ドゴール外交を出発点としながら、欧州統合と大西洋同盟の二つの国際秩序において「ヨーロッパ」が立ち上がる様子を活写する。従来の外交史研究では捉えきれなかった、国民国家を超える政治空間の構築を解明する、「ヨーロッパ構築史」の清新な試み。
目次
- 戦後ヨーロッパ国際関係史の再構築
- 第1部 「大構想」の実現を目指して 一九五八‐一九六三—ドゴール=アデナウアー時代のヨーロッパ国際政治(アングロサクソン、アルジェリア、世界政策 一九五八‐一九六〇—ドゴール政権復帰後のフランス外交;政治同盟交渉 一九五九‐一九六二;米仏二つの大構想と西ドイツ外交 一九六一‐一九六二;エリゼ条約の成立 一九六二‐一九六三)
- 第2部 「大構想」後のヨーロッパ国際政治の危機とその克服 一九六三‐一九六九—デタントと共同市場(ドゴール外交の「頂点」 一九六三‐一九六六—自主外交とデタントへの転回;ヨーロッパ・デタント 一九六三‐一九六八—西ドイツによる東西関係変革の模索;ヨーロッパ統合の危機 一九六三‐一九六五;ヨーロッパ共同体の定着 一九六五‐一九六九)
- 統合されたヨーロッパと多極化された世界
「BOOKデータベース」 より