もうひとりのキプリング : 表象のテクスト
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もうひとりのキプリング : 表象のテクスト
松柏社, 2007.2
- タイトル別名
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An alternative Kipling : Joseph Rudyard Kipling
ラドヤード・キプリングと十九世紀後半欧米の混淆的文化表象
- タイトル読み
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モウ ヒトリ ノ キプリング : ヒョウショウ ノ テクスト
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注記
博士論文「ラドヤード・キプリングと十九世紀後半欧米の混淆的文化表象」 (筑波大学, 2003年) を基に大幅な加筆・修正を施したもの
引用文献: p195-212
内容説明・目次
内容説明
1907年、最年少でノーベル文学賞を受賞した英国の作家ラドヤード・キプリング。『オリエンタリズム』以降、さまざまな角度から読み直されているキプリングの作品を、時代を映した「表象のテクスト」として読む。
目次
- 第1章 ペットになった“動物/人間”たち—放浪者たちの記憶(愛玩動物としてのオランウータン;「ペット」をめぐる愛玩のパラドクス ほか)
- 第2章 キプリングとマダム・ブラヴァツキー神智学(融通無碍に変容する“東洋/西洋”折衷思想;反ダーウィニズムの霊的進化論—宙吊りにされた哲学、科学、言語学 ほか)
- 第3章 光学器械・帝国・夢—肉眼でみる/心の眼でみる/夢をみる(一九世紀英国心霊主義の台頭;光の戯れが引き起こす時空感覚の喪失—知覚と錯覚の中間領域 ほか)
- 第4章 メスメリズムにみる「実験室」としての英領インド—帝国の権力と無力化した文化(植民地支配にみる恐怖と欲望;植民地インドの縮図 ほか)
- 第5章 癒されない者のパラノイア・ファンタジー—衛生と戦争と女性たち(家内衛生運動における医者の位置;キプリングの“不健康な家” ほか)
「BOOKデータベース」 より