書誌事項

法と暴力の記憶 : 東アジアの歴史経験

高橋哲哉, 北川東子, 中島隆博編

東京大学出版会, 2007.3

タイトル別名

Law, history, and violence in East Asia

タイトル読み

ホウ ト ボウリョク ノ キオク : ヒガシアジア ノ レキシ ケイケン

注記

欧文書名は標題紙裏より

編著者の肖像あり

参考文献あり

関連年表: p324-335

内容説明・目次

内容説明

植民地支配、戦争、軍事独裁、内戦や革命、家父長制度—法が暴力を告発するだけでなく、それ自身が暴力として抑圧の手段となった歴史に、日本・中国・韓国・台湾・フランスの研究者が鋭く迫る。

目次

  • 1 戦争・植民地における法と暴力(BC級戦犯と「法」の暴力;台湾における「法の暴力」の歴史的評価—日本植民地時代を中心に;中国の「四十年戦争史」と中国人の暴力認識;近代政治システムと暴力;歴史認識論争—相対主義とミメティズムを超えて)
  • 2 近代の法的暴力とジェンダー(道徳の暴力とジェンダー;台湾における法の近代化とフェミニズムの視点—平等追求とジェンダー喪失;近代韓国における女性主体の形成—東アジア的近代経験の多層性)
  • 3 一九四五年以後の法と暴力(不服従の遺産—一九六〇年代の竹内好;朴正煕の法による殺人—人民革命党事件、民青学連事件、人民革命党再建委員会事件;「官製民衆主義」の誕生—朴正煕とセマウル運動;現代中国のイデオロギー暴力—文化大革命の記憶;光州の記憶と国立墓地)

「BOOKデータベース」 より

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