拡大するユーロ経済圏 : その強さとひずみを検証する
著者
書誌事項
拡大するユーロ経済圏 : その強さとひずみを検証する
日本経済新聞出版社, 2007.4
- タイトル別名
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Euro
- タイトル読み
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カクダイ スル ユーロ ケイザイケン : ソノ ツヨサ ト ヒズミ オ ケンショウ スル
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注記
注釈: 各章末
引用文献: p329-338
内容説明・目次
内容説明
ソ連崩壊から15年、かつての東欧共産圏の主要国のほとんどがEUに加盟し、名実ともには欧州は再統一された。域内市場統合、通貨統合、そして東方拡大によって創出された「ユーロ経済圏」は、独仏などを中軸に、北欧、南欧、東欧などの加盟国のほか、トルコ、西バルカン、ウクライナ、ロシアにまで影響を与える巨大な経済圏に成長した。人口は加盟国だけでも5億人弱を有し、周辺諸国を含めると8億人に達する。グローバリゼーションが驚異的なスピードで進展する21世紀にあって、リージョナリズムにひた走るEUの戦略に未来はあるのか、ユーロという壮大な実験は成功を収めるのか—拡大するユーロ経済圏の実力と問題点を検証する新しい欧州経済論。
目次
- 第1部 ヨーロッパの再統一(中・東欧の体制転換とEU加盟への道;中・東欧諸国のEU加盟—EUの諸制度にどう参加したのか;先進国企業の進出と中・東欧経済の発展;ヨーロッパ域内のFTA並立と「スパゲティ・ボウル現象」への対処)
- 第2部 ユーロ経済圏の強さとひずみ(ユーロ経済圏の汎欧州生産ネットワークの強さ;ユーロ経済圏におけるユーロの支配と中・東欧の金融システム;ユーロ金融・財政政策に見る共通通貨のひずみ;EU憲法条約拒否に見る経済統合のひずみ)
- 第3部 ユーロ経済圏の経済成長と停滞(経済成長の持続する東欧諸国とスペイン;経済停滞のドイツとポルトガル—復活への展望)
- 第4部 ユーロ経済圏の展望—東方拡大と二一世紀のヨーロッパの道(ユーロ経済圏の周辺地域への拡大;ヨーロッパ地域経済圏は生き延びれるか)
「BOOKデータベース」 より