漢字がつくった東アジア

書誌事項

漢字がつくった東アジア

石川九楊著

筑摩書房, 2007.4

タイトル読み

カンジ ガ ツクッタ ヒガシアジア

注記

京都精華大学文字文明研究所開講「漢字文化圏・東アジアの歴史」(2002年10月-2003年11月全11回)の講義録をもとに加筆したもの

参考文献: p280-285

内容説明・目次

内容説明

始皇帝が文字を統一したとき、漢字が東アジアの歴史を照らし始め、漢字文明圏が決定づけられる。やがて大陸(中国)の変動に呼応する形で、平仮名(日本)、ハングル(朝鮮)、チューノム(越南)が生まれ、それぞれの文化の枠組みが形成されてゆく。その延長上に現代を位置づけなおすとき、二十一世紀が目指すべき方向が見えてくる…。鬼才の書家が巨視的な観点から歴史をとらえなおし、国民国家を所与とする世界観を超え、読者を精神の高みへと導く知的興奮に満ちた一冊。

目次

  • 序章 漢字文明圏とは何か
  • 第1章 文字と国家の誕生—中国史1
  • 第2章 分節時代から再統一へ—中国史2
  • 第3章 深化から解放へ—中国史3
  • 第4章 立ち上がる朝鮮半島—朝鮮史1
  • 第5章 ハングルと朝鮮文化—朝鮮史2
  • 第6章 漢字文明圏の北限—渤海・大陸東北史
  • 第7章 漢字文明圏の南限—越南史
  • 第8章 琉球から沖縄へ—琉球史1
  • 第9章 ヤポネシアの空間—琉球史2
  • 第10章 無文字社会から問う—アイヌ史

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BA81785945
  • ISBN
    • 9784480857866
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    285p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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