大伴家持自然詠の生成
著者
書誌事項
大伴家持自然詠の生成
笠間書院, 2007.3
- タイトル別名
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大伴家持 : 自然詠の生成
大伴家持研究 : 自然詠における抒情性を中心に
- タイトル読み
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オオトモノ ヤカモチ シゼンエイ ノ セイセイ
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注記
学位請求論文「大伴家持研究 : 自然詠における抒情性を中心に」 (フェリス女学院大学, 2004年) を骨子としたもの
内容説明・目次
内容説明
“近代的自我”とも“古代的呪術者”とも異なる新たな家持像を独自の視座からの照射により発掘。家持自然詠の抒情性が宮廷儀礼歌と喩のゆらぎ、中国詩歌の影響から立ち昇る新たな自然讃美によるものであったことを解き明かした労作。
目次
- 1 万葉集儀礼歌と自然—家持自然詠を導くもの(「見れど飽かぬ」と詠む主体—宮廷歌人と自然詠;「そがひに見ゆる」考—赤人紀伊国行幸歌を中心に;隠れる吉野—赤人吉野讃歌が描くもの;黒人「叙景歌」の内実)
- 2 後期万葉と自然(「見明らめ」られる自然;家持の「興」と『文心雕龍』—「喩」としての自然をめぐって;興・賦・遊覧・賞心—歌の「喩」と詩の「志」)
- 3 大伴家持と自然—自然詠と集団性(巻六「授刀寮散禁歌群」—春日讃歌としての読み;霍公鳥への恋—四一七七〜七九番歌を中心に;春愁三首考—「心」を「悲し」とうたうこと)
「BOOKデータベース」 より