一九〇〇年への旅 : アメリカの世紀、アジアの自尊
著者
書誌事項
一九〇〇年への旅 : アメリカの世紀、アジアの自尊
(新潮選書, . 二十世紀から何を学ぶか||ニジュッセイキ カラ ナニ オ マナブカ ; 下)
新潮社, 2007.5
- タイトル別名
-
1900年への旅 : アメリカの世紀アジアの自尊
二十世紀から何を学ぶか
歴史を深く吸い込み、未来を想う : 一九〇〇年への旅アメリカの世紀、アジアの自尊
- タイトル読み
-
センキュウヒャクネン エノ タビ : アメリカ ノ セイキ、アジア ノ ジソン
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注記
『歴史を深く吸い込み、未来を想う : 一九〇〇年への旅アメリカの世紀、アジアの自尊(2002年新潮社より刊行)』を加筆・修正したもの
内容説明・目次
内容説明
二十世紀初頭、イギリスを凌ぐ超大国となり、世界の覇権を握ったアメリカ。解放と独立を目指したアジアの人々。その狭間で揺れる日本。「アメリカの世紀」はどのように創られ、そのただ中を人々はどう生きたのか?尊大にも自虐にも流れない歴史認識を構築するために、歴史の源流を遡り未来を展望する。注目の歴史エッセイ第二弾、選書版で再登場。
目次
- 第1章 アメリカの世紀がアジア太平洋にもたらしたもの(太平洋の転換点となった米西戦争での米国の勝利;明治の青年に夢を与えたクラーク博士の実像と足跡;ヘンリー・ルース、「アメリカの世紀」を推進した男;フランクリン・ルーズベルトの対日観の歴史的変遷;敗戦後の日本を「支配」した「極端な人」マッカーサー)
- 第2章 国際社会と格闘した日本人(「太平洋の橋」になろうとした憂国の国際人、新渡戸稲造;キリストに生きた武士、内村鑑三の高尚なる生涯;禅の精神を世界に発信した、鈴木大拙という存在;六歳の津田梅子を留学させた明治という時代;「亡命学者」野口英世の生と死;高峰譲吉の栄光とその悲しみ;日本近代史を予言した男、朝河貫一の苦闘と日米関係;近代石炭産業の功労者、松本健次郎と日本の二十世紀;情報戦争の敗北者だった大島浩駐独大使)
- 第3章 アジアの自尊を追い求めた男たち(アジアの再興を図ろうとした岡倉天心の夢;「偉大な魂」ガンディーの重い問い掛け;インドが見つめている—チャンドラ・ボースとパル判事;革命家・孫文が日本に問いかけたもの;魯迅が否定した馬々虎々;不倒翁・周恩来の見た日本)
- 第4章 二十世紀再考—付言しておくべきことと総括(一九〇〇年エルサレム—アラブ・イスラエル紛争に埋め込まれたもの;一九〇〇年香港—英国のアジア戦略;総括 結局、日本にとって二十世紀とは何だったか(上)(中)(下))
「BOOKデータベース」 より