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日本画用語事典 : 図解

東京藝術大学大学院文化財保存学日本画研究室編集

東京美術, 2007.5

タイトル別名

図解日本画用語事典

タイトル読み

ニホンガ ヨウゴ ジテン : ズカイ

注記

監修: 平山郁夫, 渡邊明義, 高田倭男, 田渕俊夫, 宮廻正明

執筆: 青木淑江 ほか22名

参考文献: p220

内容説明・目次

内容説明

千数百年前に中国大陸や朝鮮半島を経由して伝えられた技法や素材が、今日まで連綿と受け継がれている日本画。この世界に類を見ない長い伝統を誇る絵画様式は、天然の素材が紡ぎだす繊細な美しさが最大の魅力のひとつですが、それはつねに脆弱性と隣あわせにあるということも意味しています。本書では、日本画とその素材、模写、そして日本画をとりまく環境のなかで必要不可欠な文化財修復などに関連する用語を、貴重な作業工程や素材といった豊富な写真とともに丁寧に解説しています。

目次

  • 第1部 日本画(日本画;素材;道具;表現技法;模写)
  • 第2部 装〓(こう)・文化財修理(装〓(こう);文化財修理;裂)
  • 第3部 保存科学(光学調査;文化財の保存環境)
  • 第4部 古典絵画の研究(「洛中洛外図屏風歴博甲本右隻第二扇」についてのオリジナル部分の現状模写および後補部分の再現;「普賢十羅刹女図藝大本」における欠損部の図様再現と現状推定模写;「薬師三尊十二神将図藝大本」における芸術性の回復—修理および想定模写;国宝「平等院鳳凰堂内板壁絵」(北面側壁「中品中生図」部分)における絵具の経年変化および想定復元に関する研究;「薬師寺吉祥天画像」に関する研究—奈良時代の麻布画;狩野派の技法から近代日本画の技法へ—狩野芳崖筆「仁王捉鬼図」の技法再現模写を通して;「小野雪見御幸絵巻」に関する研究—中性和紙の再現と錯簡・欠損の〈復元〉を中心として;東京藝術大学蔵「北斗曼荼羅図」に関する図様再現研究—粉本における墨線の表現と文化財としての活用について;「法界寺阿弥陀堂四天柱絵」における図様の再現および制作手法の研究;国宝「旧聖衆来迎寺伝来十六羅漢図」における裏彩色の研究;根津美術館本重要文化財「阿弥陀如来像」における色調および金泥文様の推定再現模写

「BOOKデータベース」 より

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