石油の隠された貌
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書誌事項
石油の隠された貌
緑風出版, 2007.6
- タイトル別名
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La face cachée du pétrole
- タイトル読み
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セキユ ノ カクサレタ カオ
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注記
参考文献: p437-443
Plon, 2006の全訳
内容説明・目次
内容説明
石油は、これまで絶えず世界の主要な紛争と戦争の原因であり、今後も多くの秘密と謎に包まれ続けるに違いない。本書は、世論を巧妙に欺いてきた石油の謎をはじめて明らかにしたものである。1973年のオイルショックは、産油国と国際石油資本との了解による操作だった。世界の石油埋蔵量に関する数字は、まったくのでたらめで、産油国によって都合よく水増しされている。サウジアラビアとロシアではその正確な数字が国家機密扱いになっている。米国は、ソビエト連邦崩壊を引き起こすためにサウジ石油を武器に使った。9.11事件の6カ月前の2001年3月に、石油開発予定区域を線引きしたイラク地図が、チェイニー米副大統領と石油資本の代表らが組織する「秘密委員会」で作成されていた。1日6バレル消費するごとに1バレルしか発見できない石油の浪費と逼迫状況は、前例のないオイルショックの前夜といえる。これらの謎を解く本書は、世界の要人と石油の黒幕たちへの三十数年にわたる直接取材をもとに、石油が動かす現代世界の戦慄すべき姿を明らかにする。
目次
- 現実と対決しない世界
- 一八五九年、最初の掘削と石油の噴出
- アルベルト・シュペアーとの出会い
- 「石油は私たちのものではなかった」
- 大変化の源、リビア
- 石油への病的食欲
- 王国の唯一の資源:巡礼者たち
- モスクワのボイコット破り
- 挑発と裏切り
- サウジアラビア石油生産の衰退
- 地獄に堕ちたシェル
- 中国、支配の世紀
- 帝国の中心
- 「この地域に起こることはすべて心配だ」
- ヨダとジェダイ
- 石油と投機家
- 依存度に対応した盲目性
「BOOKデータベース」 より