書誌事項

ティリッヒの宗教芸術論

石川明人著

(北海道大学大学院文学研究科研究叢書, 10)

北海道大学出版会, 2007.5

タイトル別名

The idea of religious art in Paul Tillich

タイトル読み

ティリッヒ ノ シュウキョウ ゲイジュツロン

注記

参考文献: 巻末p5-13

学位申請論文「ティリッヒの宗教思想における芸術の問題」 (北海道大学大学院文学研究科, 2004年) に修正を加えたもの

ティリッヒが言及している芸術家一覧: 巻末p15-21

内容説明・目次

内容説明

「宗教的」な芸術があるとするならば、その根拠と可能性はどこに見出されるのか。ティリッヒの神学および宗教哲学において、「宗教的」な芸術は「究極的関心」の理念のもとに考察され、そこでは伝統的宗教的象徴の有無よりも、“to be or not to be”という煩悶への真摯で創造的な取組みが問われる。究極的な意味と存在の経験を表す芸術が「宗教的」なのであり、また自由と運命における「無言の啓示者」なのである。

目次

  • 序論
  • 第1章 ティリッヒと宗教芸術論
  • 第2章 宗教芸術論の中心問題と具体的な作品の評価
  • 第3章 宗教思想の枠組みと芸術論の根拠
  • 第4章 キリスト論と表現主義
  • 第5章 芸術表現と「愛」の概念
  • 第6章 「聖なる空虚」としての教会建築
  • 第7章 宗教芸術批判とキッチュの美学
  • 終章

「BOOKデータベース」 より

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