第一次世界大戦の起原
著者
書誌事項
第一次世界大戦の起原
みすず書房, 2007.6
改訂新版
- : 新装版
- タイトル別名
-
The origins of the First World War
第1次世界大戦の起原
- タイトル読み
-
ダイイチジ セカイ タイセン ノ キゲン
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注記
原著第2版の翻訳
参考文献: 巻末pxxi-xxvii
内容説明・目次
内容説明
戦争と革命の世紀となった20世紀。その序幕は、第一次世界大戦の勃発だった。“運命の夏”1914年7月に、長い導火線の火はついにサライェヴォで爆発し、ヨーロッパ各国はつぎつぎと戦争に突入する。しかもそれは短期決戦という予想を裏切り、史上はじめての総力戦となった。開戦の複雑な経緯は、いまだに歴史家を魅了してやまない。著者はいわゆる「7月危機」に焦点を絞り、そこにダイナミックに集中していく歴史の力学のベクトルを、ひとつひとつ検証していく—帝国主義的な軍備競争、各国の内政の力関係、国際経済、時代の雰囲気。それらは開戦の決定にどう連動したか。また、決定責任者の個人責任はどこまで追及されるべきか。改訂新版は、初版刊行後8年間の研究を組み込み、とくに戦争の導火線といわれたイタリアの動向をより深く掘り起こして、戦争の起原を長いタイムスパンで解明する。
目次
- 第1章 序論
- 第2章 一九一四年七月危機
- 第3章 同盟外交と旧外交
- 第4章 軍国主義・軍備・戦略
- 第5章 内政の圧力
- 第6章 国際経済
- 第7章 帝国主義の対立
- 第8章 一九一四年の雰囲気
- 第9章 むすび
「BOOKデータベース」 より