ドイツ社会主義
著者
書誌事項
ドイツ社会主義
みすず書房, 2007.6
- : 新装版
- タイトル別名
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German social democracy
- タイトル読み
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ドイツ シャカイ シュギ
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注記
参照文献: 巻末p[i]-iv
内容説明・目次
内容説明
19世紀を一つの歴史的時期として際立たせたものが、社会主義思想の誕生であったとするならば、20世紀はその死で特徴づけられることになるのであろうか。この問いに答える上で、哲学者ラッセルのまさに社会主義誕生の時に書かれた書が、読者の思索を助けるであろう。1895年ドイツを訪れたラッセルは、ベーベルやリープクネヒトの家族はじめ社会民主党の人々と交わった。帰国後、彼はロンドン政治学経済学学校で講義し、この「ドイツ社会主義」論を公にした。彼は『資本論』全巻を読破し、マルクス主義の理論的な誤りを鋭く剔抉した上で、それにもかかわらずなぜドイツ社会民主党があれほどまでの支持を受け、政治的には有効でありうるのかを説く。これは、政治についての議論の仕方の模範であるとともに、正義感と疑問をもって自らの眼で確かめるジャーナリズムの傑作でもあった。
目次
- 第1講 マルクスと社会民主主義の理論的基礎
- 第2講 ラッサール
- 第3講 ラッサールの死から一八七八年例外法可決にいたるドイツ社会党の歴史
- 第4講 例外法下での社会民主党—一八七八年‐一八九〇年
- 第5講 社会主義鎮圧法失効以後の社会民主党の組織、煽動、戦術、綱領
- 第6講 社会民主党の現在の立場
「BOOKデータベース」 より