暗闇の中で
著者
書誌事項
暗闇の中で
三修社, 2007.7
- タイトル別名
-
Im Tunnel : das kurze Leben der Marion Samuel 1931-1943
暗闇の中で : マーリオン・ザームエルの短い生涯1931-1943
- タイトル読み
-
クラヤミ ノ ナカ デ
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注記
年表: p188-195
日本語で読める文献: p210
推薦文献: p211-213
内容説明・目次
内容説明
ドイツの著名なホロコースト研究家ゲッツ・アリーが、自身の受賞した「マーリオン・ザームエル賞」の名前の由来となる、ひとりの無名なユダヤ人少女が辿った運命の調査を開始した。ナチ体制についての豊富な知識と資料に基づき、彼女とその家族のことを少しずつ明らかにしていく。ユダヤ人迫害・虐殺のシステムを、抽象的なものとしてでなく、ひとりひとりの具体的な生と死として考えさせる一冊。
目次
- はじめに(死亡場所アウシュヴィッツ、消息不明;無名の女の子の顔)
- アルンスヴァルデ、ベルリン、アウシュヴィッツ(みんな優しくて親切だった;突然石が飛んできた;重苦しい困惑)
- 暗い穴(匿名性への逃亡;「軍需用ユダヤ人」の強制労働;捕捉と収奪;マーリオン・ザームエルの最後の道;マーリオン・ザームエルを知っていました)
- 迫害された一家の写真(とまった時間—ヴェルナー・ザームエル;移住と潜行—アルトゥア、エラ、マンフレート、ヘレーネ、フランツ、ヴォルフガング、エーリカのポール一家)
- 時刻表どおりに死へ(イェニーとヴェルナー)
- あとがき ヴァルター・ザインシュ
「BOOKデータベース」 より